ウブドでいいロスメンを見つけ、連泊で泊まっていた私は、人が多いウブドの街からちょっと離れてみたいと思い始めました。
インドに行ったことがある人からすればウブドなんてまだまだ人いない方でしょ!と思われるかもしれませんが、私はウブドですら人多いなーと感じてしまいました。
インドにまだ行ったことがないから、行くのがちょっとコワイ。
インドに行って疲れてしまった人がネパールに逃げるように行くように、私もウブドの中心部から離れた田舎を目指しました。
中心部から離れれば田園が広がり、田舎ならではの景色が見られます。
特に行き先は決めませんでしたが、以前行ったテガラランをもう一度見たかったのでバイクでテガラランを通るコースにすることに。
〓テガラランは何度見ても飽きない
日本にも美しい棚田は見られますが、バリ・テガラランの棚田も美しいです。
また、棚田は棚田でも国や地域ごとに違う地形なので色んな棚田が見れて面白い!
棚田の周りに椰子の木が生えているのがバリらしいのではないかなと思います。
でもよく傾斜がきついこの地形に田んぼを作ろうと思ったなと思いますし、どういう風に作っていくんだろう?
想像以上に大変なんだろうな。
テガラランの道をまっすぐに。
テガラランに癒され、次はどっちの道に行ってみよう?と相談。
どっちの道、と言っても道は一本しかなかったのでその一本道に従ってまっすぐ走ってみることに。
ある程度走ったところで、ガソリンが少ないことに気づきガソリンスタンドを探す。
いくらまっすぐ走っても一向にガソリンスタンドがある気配がないので、通りすがりの人に聞いてみることにしました。
地元の人は優しく教えてくれましたが、教えてくれた場所に行ってもガソリンスタンドはなく、しかしガソリンは減っていく一方。
すると「ガソリンならあるよ」と言われ差し出された一本の瓶・・・。
中身は黒っぽいような、でも透明の、、まさかこれがガソリンか!
ということで、ガソリンは瓶に入って売られていました。
確かに商店のようなところで瓶が並べられていたけど、その正体はガソリンだったのかー。
日本ではありえないことにただただびっくりする私でした。
ガソリンの質を少し気にしつつもひたすらまっすぐテガラランの道を進む私たち。
気持ちよくバイクを走らせていると、後方からバイクがついてきました。
「まさかひったくり!?」
心配症の私はバックをしっかり抱えますが、そのバイクに乗った男の人は私たちの横に来て、
「コーヒー美味しい所があるんだけど、行ってみない!?」
と言ってきました。
特にまっすぐ走るだけしか目的がなかった私たちはひとまずついて行ってみることに。
〓バリのコーヒー屋さんでジャコウネココーヒーをいただく
コーヒー屋さんに到着するも、何やら普通のコーヒー屋さんとは違っていました。
植物園の様な作りになっていて、そこで様々な植物を育て、ジャコウネコも飼っていました。
ジャコウネコのコーヒーは高級なコーヒーとしてインドネシア始め世界中で有名ですが、どういうコーヒーなのかと詳しく知っている人は少ないと思います。
私もバリに来るまでは知りませんでした。
ジャコウネコとはインドネシアに生息する最大1mほどの大きさの動物なのですが、そのジャコウネコにコーヒー豆を食べさせ、ジャコウネコの糞から未消化されたコーヒー豆を採って作られるコーヒーがジャコウネコのコーヒー、インドネシア語でコピ・ルアクといいます。
普通のコーヒーに比べて豊かな香りとコクがあるそうですが、高価な理由はただ稀少価値が高いからだそう。
世界には、ジャコウネコの他にゾウの糞から採られたコーヒー豆もあるようです。
うん、何でもありですね!
植物園を案内され、色々と解説してくれた後にカフェに連れて行かれ、ウエルカムドリンクを出してくれました。
ウエルカムドリンクの種類はバリコーヒー、ホットココア、朝鮮人参コーヒー、ココナッツコーヒー、バニラコーヒー、しょうがティー、レモンティーと盛りだくさん!
せっかくなのでジャコウネコのコーヒーを飲んでみようということで頼んでみました。
ジャコウネコのコーヒーは高そうなティーカップに入れられて、いかにも美味しそう!
少し抵抗はあったものの、恐る恐る飲んでみる。
結果は、うん、まぁ、美味しい?という感じ。
そこまで感動するほどのものではない。
でも、普段コーヒーを飲まない私はコーヒーの味を語れる程でもないのでコーヒー好きはぜひ試してみてはいかが?
コーヒーをたくさん飲んでゆっくりできたところで、もっと先には何があるのかな?と気になり店員さんに聞いてみることに。
すると、「この先まっすぐ行くとキンタマーニに着くよ」と言われる。
バリの地図を見た時に何となしに名前が気になっていたキンタマーニ。
一体キンタマーニにはどんなところなのか、一体キンタマーニには何があるのか気になり、次の目的地をキンタマーニに決めた私たちでした。
おわりに
ぷらっとバイク旅 もなかなか楽しくってバイクが借りられる国があったら借りてしまいます。
車より風を感じられる、自転車よりも早いバイクは魅力的。
次回はキンタマーニまで目指してバイクを走らせます。
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