自分が生まれ育った国を離れて旅に出てみると、色んなことに驚きます。
旅をして驚くこともたくさんありますが、実際に住んでみるとその国の人の生活が垣間見れることがありまた旅に来た時と違った目線になります。
今回は私がオーストラリアに住んで驚いたことをご紹介します。
オーストラリアといってもとってもとっても広い国で地域の差はあるのであしからず。
〓カンガルーが多い
野生動物がたくさん生息するオーストラリア。
そしてオーストラリアで思い出されるのがコアラとカンガルーではないでしょうか。
どちらも動物園でしか見たことがなかった私は野生のコアラやカンガルーに会えるのを楽しみにしていました。
しかし、実際待ち受けていた現実は想像していたものとは違いました。
初めてカンガルーに会えたのは道路上で、車にひかれていたのです。
オーストラリアには想像以上に野生のカンガルーの数が多く、道に出てきては車の方に向かってきたり立ち止まったりすることが多いのです。
そのためオーストラリア人は車にバンパーをとりつけている人も少なくありません。
カンガルーと似ているワラビーも多いですし、田舎の方に行けば農場から逃げ出したヤギや羊が道路を歩いているということもあります。
昼はカンガルーも少ないですが、夕方から夜はカンガルーがいきなり道路に出てくることがあるのでオーストラリアで運転する人は注意しましょう。
〓ハエがありえなくらい多い
カンガルーに続いて今度はハエです。
どれくらい多いかっていうと、そりゃあものすごく多いです。
大量です。
夏に郊外に出ようもんなら、数秒で何十匹ものハエに囲まれます。
それは決して臭いからとか不潔だからという訳ではなく、水分がない土地だからこそ水分がある人間にたかってくるという説もあります。
日本に住んでいると、ハエが食べ物に止まったら食べるのが嫌になったりもしましたが、オーストラリアではそんなこと言ってられないほどハエが食べ物にも寄ってきます。
夕方にご飯を作ろうとした時は50匹くらいの大きなハエが食べ物に寄ってきて夕飯作りどころではなくなって断念したことがあります。
あまりの多さにハエがどんなにいても慣れてくるのではないかとも思いましたが、音に耐えられず慣れることはできませんでした。
夏にキャンプをしようとしている人はハエよけネットの購入を検討したほうがいいかもしれません。
夜になるとハエはだんだんと姿を消しますが、次は蚊が大量に出現します。
真夏に車の窓を閉じても暑すぎるし、開けても蚊が大量に入ってくるので蚊よけネットを買ったり暗くなる前にキャンプ地を探してテントを張るのをおすすめします。
〓バーベキューはソーセージ
バーベキューと聞くとお肉やソーセージ、そして野菜や海鮮と豊かな食材を想像しますが、オーストラリアは違いました。
ワーキングホリデーで果物狩りの仕事をしていた時、今日はバーベキューだから頑張ろう!と言われウキウキしながら仕事を終わらせました。
しかしそこに待っていたのは、ソーセージ。
他にどんな食材があるんだろうと周りを見渡しても、ソーセージ。
オーストラリア人のバーベキューはソーセージメインなのかしら。
その後のオーストラリア人主催のバーベキューでもソーセージメインでした。
スーパーでも長いソーセージが24本入りで売っています。
公園にもソーセージを焼いていいぞ!と言わんばかりの公共の無料で(場所によっては有料)使えるバーベキューグリルがあります。
〓裸足の人が多い
最初裸足の人を見た時は、靴をどこかに落としてしまったのだろうかと思いました。
オーストラリアには靴を買えないからとかそういう理由ではなく裸足の人が結構います。
スーパーやショッピングセンターでも裸足の人はよく見かけますし、海沿いの街なんかは街の中を普通に裸足で歩いています。
私も試しに裸足で街中を歩いて見ましたが、夏はコンクリートが暑くなってやけどをしてしまいそうでした。
ショッピングセンターにはガラスが落ちてるなんてことはないだろうしツルツルのフロアが気持ちいいかもしれませんね。
裸足は開放感があって気持ちいいですが、やはり長いことは歩けません。
裸足になってみて人生で初めて、靴の素晴らしさを実感しました。
〓時給が破格!
オーストラリアについてちゃんと調べずにワーキングホリデーに行ってしまった私は、銀行開設の手続きやタックスファイルナンバーの取得、運転免許書の取得など、やるべきことが多いことにオーストラリアに到着してから気づきました。
しかもどれも結構日数がかかり貯金が減っていく一方…。
焦ってインターネットで仕事探しをしていた私に飛び込んできたのは破格の時給でした。
どこも時給17ドル以上なのです。(日本円で1500円くらい)
もちろん、ワーキングホリデー向けの仕事である果物狩りの仕事もあり、それは歩合制です。
歩合制でも最低時給をもらう義務はあるようで、あまりに給料が安い場合はオーストラリアの日本でいう労働局のようなところに電話して相談してみると親身に相談に乗ってくれてその会社に電話してくれることもあるみたいです。
英語が話せない、仕事の競争率が高いということをいいことにひどい労働環境のところも多いようなので注意しましょう。
しかし果物や野菜は自然のものなのでもちろん不作で仕事がなかなか回ってこないということもありますのでシーズンが来るまで待たなくてはいけない根気も必要な場合もあります。
話はそれましたが、とにかく時給が高いオーストラリア。
日本では会社に入ったら一生その会社に勤めたり転職が悪いことの様に感じる人が多いですが、海外では何個も仕事をするということは1つのステータスとなるようで、履歴書に色んな仕事をやっていたと書くほうが目にとめてもらえるそうです。
〓DIYをしている率が高い
日本では10万キロを超すと中古車としての価値がなくなりますが、オーストラリアでは現役バリバリです。
もちろん日本とオーストラリアの交通事情が違うということもありますが、オーストラリアでは物を大事にする文化があるように思います(時に必要以上に)
車が30万キロを超え調子が悪くなってきても自分で直したり、家を自分で作ったり、とにかくDIYをする工具や道具を持っている人が多くてびっくり。
オーストラリアだけでなく海外では何でも自分で作ってしまう。
日本でも今やDIYブームですが、やはり料理でも何でも、自分で作ったものには愛着が湧きますよね。
プロの仕事には大分負けますが、ものづくりをする楽しさ、そして物を大切にするということはこれからも忘れず持ちたい気持ちです。
おわりに
今回はオーストラリアに住んでみて驚いたことをご紹介していきました。
理解できない海外の文化はたくさんありますが、理解できない日本の文化もあるのでしょう。
同じ人間ながら食べるものや着るもの、考え方や生き方が違うのは何だか不思議な感じがしますが色々と刺激にもなります。
これからも海外に目を向けて色々なことを吸収し、自分の感性を豊かにしていきたいものです。
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