田舎暮らしに憧れて

田舎暮らしに憧れて

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都会で忙しく仕事をこなし人に疲れ田舎暮らしに憧れる。
移住ブームの今、のんびりとした田舎暮らしに憧れる人は多いのではないのでしょうか。
私もその1人で、まさに今の今、田舎暮らしをしようとしています。
しかしどうでしょう、色んな情報を聞いて田舎暮らしは結構大変ということは聞いていましたが、田舎暮らしの準備を進めるにつれて田舎暮らしもなかなか大変なんだなと分かってきました。今回は田舎の大変さをまとめてみました。


 

都会よりも密に人と関わる、それが田舎

多くの人と関わり、道を歩けば人にぶつかる都会。
そんな人混みに疲れて田舎暮らしに憧れている人は多いと思います。
私が海外の田舎で生活していた時はご近所さんとは程よく付き合い、自分たちは自分たちの暮らしをしている感じがありましたが、日本の田舎では大分違う様です。
都会では市や町が道路の脇に生えている草を管理したり普段気づかない分野での手入れをしてくれているのに対し田舎ではそれを住んでいるみんなで管理しなくてはなりません。
そのため何世帯に分かれて班を作り安全で安心できる町作りを自分たちでするのです。
班で行動するにあたり班が団結し困ったときはお互いに支え合うという必要がありますので、班でミーティングをしたり食事会をしたりすることもあるそうです。
また、お祭りなどでは高齢者が多い田舎は特に若者(40代、50代でも若者と呼ばれるそうです)に任される仕事は多く、普段の仕事をこなしながら町のイベント事の仕事も任されたらしなくてはいけないので疲れてしまう人も多いようです。
田舎には色々なルールがあるようなのでそのルールがきついと感じてしまう人は大変かもしれません。
また、プライバシーが尊重される都会とは違い田舎ではプライバシーというものがないこともあります。
鍵を開けっ放しにするのはもちろん、洗濯物を干しっぱなしにしていてもし雨が降ってくればご近所さんが取り込んでくれたりします。
それが無理!という人は田舎暮らしは難しいかもしれません。
田舎で全く人と関わらないというのは難しいみたいですが、お互い大変な時は支えあったり何気ない世間話を気軽にできるという関係も都会にはなかなかない醍醐味だと思います。

生活費は意外に都会と同じ?

何かと生活をするのは安いと思われがちな田舎ですが、意外にも都会と生活費は変わらないこともあるという驚きの事実。
その理由の1つに気候。
田舎はとても寒い地域もあり、その分光熱費が高いことがあるようです。
お店が少ないので競争するお店がない分灯油の値段も割高なのだとか。
その他にも自治会費があったり、都会より交通費が高く車は必須など雑費が多くかかるようです
しかし断然野菜は安く、都会の3分の1程の値段のものも多いです。
また、山に行けば山菜が採れたりと自然の恵みが豊富でご近所さんとの物々交換ができるので食費はあまりかからなそうです。

田舎の人がみんな口を揃えて言うこととは

私が田舎暮らしに憧れて田舎の人に話を聞いていくと、誰もが必ず言うことがありました。
それは仕事についてです。
田舎で仕事をして生活していくのは結構大変なことだそうで、移住してきたという人の話では給料が安いため何個もアルバイトを掛け持ちしている人も何人かいるのだとか。
元々何かしらの技術を持ったり手に職を持ったりしないと田舎で暮らしていくのは相当大変だと田舎の人は言います。
何か事業を起こすにしても、人とのつながりがないとどんなにいい店でも田舎ではなかなか受け入れてもらえないこともあるようです。
実際に田舎に住んだこともない私にその大変さは分かりませんが、田舎暮らしをする前に職業訓練校に通って自分が興味のある分野を勉強したり技術を磨いたりする方法もありますし、どういう風に生きたいか、どういう目的を持って田舎暮らしがしたいかが確実であればそこまで気にする問題でもないのではないかと思います。
そうは言ってもこれから家庭を築くとなると嫌でも必要になってくるお金。
お金に余裕がないとせっかく自然がいっぱいの豊かな土地に住んでも心は狭くなるものなのでしょうか。

古民家に住みたい!と言うと鼻で笑われる。

古民家と聞くと何だかとてもいい響きに聞こえますよね。
それはきっと素敵な古民家カフェや古民家ゲストハウスが増え始め、日本の古き良き日本の住まいってやっぱりいいな~と思わせてくれるからだと思います。
そしてその想像のまま、田舎に住んだら古民家に住みたいと考える人も多いのではないでしょうか。
実際に田舎には古民家がごろごろあり、私も古民家に住みたいという憧れがあったので見学をさせてもらうことになりました。
しかし、古民家を見学させてもらってその理想と現実のギャップを目の当たりにすることになったのです。
そのギャップとは、大抵の古民家とよばれる家は改修が必要だということです。
古民家を何軒か見学させてもらいましたが、どの家も畳が傷んでいて全部張り替えが必要だったり、土間には苔がびっしりで掃除が大変そうだったり、天井が落ちそうだったり…。
元はとても素敵だったんだなという家ばかりですが、やはり家が空いてから何年も経つと傷んでいる所が多く改修が必須になるそうです。
家は人が住んでこそ家として成り立つのだなーと思い知らされ、人が住んでいない家はもはや動物の家と化しているところもあるのだとか。
改修費用はその家によって違いますが、完璧に改修すると新築を建てられるくらいの費用になることもあるようです。
改修費用に関しては各市町村で一部負担してくれるところもありますが、それでも結構な費用がかかる場合が多いので古民家に住みたいという人は覚悟をしておいた方がいいかもしれません。
費用がかかるというデメリットはありますが、自分の理想の家を少しずつ作っていくという楽しみは大いにあるので迷うところです。

田舎に住んでいる人が気づいていないこと

生まれた土地をずっと守り大事にしていくという文化がある日本。
海外、特に欧米では他に気に入ったところがあれば引っ越す、他にいい仕事が見つかったら引っ越すなど、日本よりも気軽に引っ越せる人が多いように思います。
ずっと自分の家や土地を守り続けている日本の田舎の人の話を聞いていくうちに、少し引っかかったことがあります。
それは自分が住んでいる場所の良さをあまり分かっていないということです。
自然が豊かで食べるものが豊富というだけでとても贅沢に思えてしまうのですが、田舎の人からしたら都会に比べて不便で給料も安いので田舎なんて良くないというのです。
どんなに田舎の良さを伝えても分かってくれず、私の出した結果は「ないものねだり」だということ。
それは田舎の人に限ったことではなく都会に住んでいる人も一緒なのではないかと思います。
田舎にいれば都会の便利さ、モノの豊かさに目が行き、都会にいれば田舎の自然の豊かさや人との温かい関わりに目が行く。
住む環境はとても大切だけど、やはりどう豊かな生活をしていくかは自分自身の問題なのでしょう。
でも、せっかくなら自分が住む場所は大好きになりたいと私は思います。
高齢者の人はなかなか遠方に出かけられないため自分が住んでいる場所の良さに気づいていないだけという場合もあるのでそれを伝えていくのも若者の役目かなと思います。

おわりに

田舎暮らしに憧れて 色んな人の話を聞きましたが、田舎暮らしも当たり前ですがいい面だけではないんだなと感じました。
虫が嫌いな私はでっかいカマキリを見るだけで叫んでしまうくらいなので田舎に住めるか心配ですが、住めば都という言葉を信じて、自分が田舎暮らしでどういう生活をしたいかということを忘れないで心に余裕を持って暮らしてきたいなと思います。
都会で生かされていると思うこともある環境に比べて田舎では自分で生きていかなければならないのでたくましくはなりそうです。
田舎暮らしに憧れている人も今回ご紹介した大変なことを考慮して選択していただきたいなと思います。


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